千葉県の重要文化財建造物       2018-1-17 現在
番号・名称 年 代   構造等
19 西願寺阿弥陀堂 明応4年
(1495)
桁行三間、梁間三間、一重、寄棟造、茅葺
特徴等
西願寺 (さいがんじ) は、同寺の略縁起によると、平蔵城主平将経が鬼門守護のために建立させたもので、明応4年(1495)の落成という。阿弥陀堂は、正面3間、側面3間、寄棟造、茅葺で、周囲に切目縁を廻らせ、軒の出が深い。軒廻りは二軒の扇垂木で、それを支える組物は三手先詰組である。内部の組物や架構も本格的な禅宗様の技法に則って建てられている。解体修理時に発見された墨書によれば、鎌倉の名工の手になるもので、優美な建築美を今に伝えている。堂内に安置されている厨子も創建当初のもので、あわせて重要文化財に指定されている。
参考資料:現地の説明板(市原市教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁)

2006-10-23
西願寺阿弥陀堂 (撮影:2005-11) 西願寺阿弥陀堂 (撮影:2005-11) 
       
       
       
       
       
       
       
       
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西願寺阿弥陀堂 (撮影:2005-11) 西願寺阿弥陀堂 (撮影:2005-11)